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diary

素敵なクリスマス

今日はクリスマス。
 
ジェンテにも普段より多めの男性のお客様がお越しになりました。
 
 
自宅用とおっしゃりながら、
吟味に吟味を重ねて花を選ばれる方や、
1本のバラをラッピングなさる方。
  
 
 
そして、こちらは、究極(?)のクリスマスプレゼント。
 

 
車のダッシュボードに花がはいるようにとのご注文です。
 
 
 
彼「あ!車に忘れ物しちゃった!
  ダッシュボードにあるからとってきて」
 
彼女「しょうがないな〜 
   じゃあ、行ってくるね」
  (車に戻って、ダッシュボードを開ける)
 
   ・・・・・・
 
   「キャ〜♪」
 
 
みたいになるのでしょうか。
(勝手な想像ですけれど)
  
 
 
ダッシュボードでブーケが倒れないように、
周りにワックスペーパーを入れこんで、
準備万端!
 
  
「並木さん、俺より張り切ってますね」
と、ご注文主の彼から言われてしまいました。
 
 
 
 
でも、彼女に花を贈ろうとする心意気と、
サプライズへのアイディアが、
とっても、うれしいじゃないですか!
 
 
私が彼女だったら、
ほんとうにうれしいと思うんです。
 
彼女だったらと想像することが、
図々しいという声も聞こえてきそうですが、
女性って、やっぱりいつまでも、いつだって、
花を贈られたら本当に心からうれしいし、
おそらく一生忘れないと思うんです。
  
 
 
たとえ、その相手と一生会えなくなってしまっても、
そのときの胸のときめき、
手にした重量感、
ふんわり漂う花の香り。
 
そして、何よりも花を贈ってくれた気持ち。
  
 
 
今ごろ、ダッシュボードの彼はどうなったかな?
 
 
お正月のお飾りを黙々と作りながら、
みんなが幸せなクリスマスを過ごせますようにと、
お祈りしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    

2010-12-25 | diary, 思うこと

セピア色

クリスマスイヴです。
 
みなさま、素敵なクリスマスを過ごされていることと思いますが、
今日の市場は、すっかりお正月商戦!
 
ランや菊や枝ものや・・・・
押すな押すなの人だかりとは、まさにこの日のためにあるような。
みなさま、一生懸命花を選ばれておりました。
 
 
 
そんな中、黙々と球根花ばかりを仕入れする変わり者(私です)。
 
 
もう、ラナンキュラスとアネモネが、
かわいくて、かわいくて!
 

 
 
うふふ♪
 
今日のご注文のアレンジや花束に、
たっぷりと使わせていただきました。
 
 
 
そして、こんな時にそのバラ?って、
周りの花屋さんがびっくりしていましたが、
今日のご注文で使わせていただきました。
 

 
「シュナーベル」大好きなバラです。
  
 
 
この色の組み合わせは、
今朝市場から見た一瞬の夜明けの色。
 
 

 
都会の朝は、セピア色です。
 
 
   
 
 
 
 
 
 

2010-12-24 | diary, 花のこと

年末だけど

今週がクリスマスのピークですけれど、
おそらく、多くの花屋さんは、
すっかりお正月体制に入って来ていることと思います。
 
 
私もうっかりすると、
クリスマスであることを忘れてしまいそうですが、
それとはまったく関係なく、
今年はどうしても草花が気になります。
 

 
今、一番お気に入り。
フランネルフラワーと
ラグラス、ラムズイヤーなどのブーケ。
 
ふわふわ、もこもこ、
かわいくてかわいくてなりません。
 
 
そして、こちらは今ならではのブーケ。
 

 
宿り木とクリスマスローズ。
宿り木の緑の粒がピカピカに光って、
翡翠みたいです。
 
 
他には、やっぱり大好きアネモネのセントブリジット。

 
 
開いた姿は、ほんとうに可愛らしくて。
 
 
 
以前も紹介したラケナリアが、
かわいいだけの花々を、
ちょっと怪しげな世界へと導いてくれます。
 

 
 
 
 
 
昨日は、仕入れやら、
アレンジの納品やら、
なんやかや、
いろいろと動き回っておりました。
 
夕方、出かける途中事故渋滞に遭い、(年末っぽいです)、
仕方なく、表参道をまわるルートをとりましたところ、
イルミネーションのまっただ中に入ることになってしまいました。
 
 
十数年ぶりにみるイルミネーションは、
とってもきれいで、感動的!
 
  
はっと気づいて、
携帯で写真を慌てて撮ったところ、
なぜか、電源も落ちてしまい、
ぼけぼけの画像が1枚残されただけとなりました。
 

 
 
しかも、ぜんぜんきれいさが伝わらない。。。。
  
  
 
 
表参道のイルミネーションには、
数々の思い出があります。
 
まだ、私が修業時代、
かれこれ、20年前にもなりましょうか。
(えっ? そんな前??)
 
野口美知子先生の本部校が原宿にあり、
連日の慣れぬ仕事に、
ぼろぼろに疲れ果ててスタジオをでると、
そこには幻想かと見まごうような光がちりばめられていて。
  
 
まだ表参道もお店も少なく、
夜9時過ぎには、人通りもほとんどなくて、
とっても静かな時代。
   
  
体は疲れていたけれど、
日々蓄積されいてる自分の力を確かめるように、
普段使う原宿駅とは反対側の表参道駅へと向かって、
光の束に見守られて、
一人真っ白い息を吐きながら、
坂道を黙々と歩いたものでした。
  
悔しくて涙を流していたこともあるし、
ちょっと褒めていただいて、
有頂天になっていたこともあります。
  
  
昨日は車の中から見るイルミネーション。
 
別の意味で涙があふれましたけれど、
心が洗われるような時間でした。
 
  
 
 
 
 
 

2010-12-21 | diary, 花のこと
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