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diary

ご婚礼


あまり積極的な宣伝はしておりませんが、
ご婚礼の仕事をいただくことがあり、
さすがに5月6月は、
ジェンテでもちょっとした婚礼シーズンに入ります。
 
 
ご婚礼のパンフレットもない私のところに、
わざわざご依頼してくださるお客さまは、
みなさん本当に花が大好きな方々ばかり。
  
 
だからこそ、最も素敵な一日をおくれますようにと、
ああでもない、こうでもないと、頭の中で、
お一人お一人の花嫁さんのことを考えながら、
当日まであれやこれや工夫を凝らします。
 
一応、アイディアの最終決定はするのですが、
すべてが決まった後に限って、
「あ、こんな風にあそこを飾ったらもっと素敵かも!」とか
「ブーケにこの花を入れたら、より花嫁さんの笑顔が輝くかな?」とか、
もう決まったことなのだからそれ以上考える必要はないと思っても、
ちょっとしがアイディアが浮かんでしまって、
小さな、誰も気づかないようなことでも、
当日の朝まで、あんなこと、こんなこと、
様々な工夫を凝らしてしまいます。
 
 
 
上記の写真の器もその一つです。
老舗のレストランのちょっとクラシカルなテーブルに飾るため、
ブリキのアンティーク調の器を用意し、
お客様も喜んでくださっているのに、
前日になって「もっと白い方が春らしい」と思い始めたら、
もう止まりません。
 
あいにくアイボリーのペンキが切れていたので、
アクリル絵の具で色を混ぜ合わせて、
ちょっとかすれたアンティーク風の色になるように、
そう、フランスのブロカントに売っているような、
そんなイメージを目指して、器24個をせっせと塗りました。
 
そんな私を遠巻きにするスタッフたちも、
きっといつか、こんな気持ちをわかってくれると信じて、
いつでも一番素敵なものをご提供したいと、
心の底から思います。 
 
 
 
そんなわけで、当然たくさんのご婚礼をお引き受けすることが出来ず、
(以前はそれでも頑張っていたのですが)
せっかくの一日なのだから、
私もその一日をしっかりと覚えていたいという思いもあって、
今は、お客様からいただいたお話で、
スケジュールの合うものをお引き受けするという形を取っております。
 
  
 
今朝も早朝からのご婚礼の作業が終わって
配達に向かうスタッフを送り出して、
ひとりぼんやりと来週のご婚礼のことを、
再々度考えております。
 

 
 
 
 
 

2009-05-30 | diary, 仕事のこと

わたしの吉祥寺

吉祥寺のギャラリーfeveの引田かおりさんが、
「わたしの吉祥寺」という本を出されました。
 
今、 feveにて、本の出版記念の写真展を行っています。
 
 
引田さんご夫婦は、もともとジェンテのお客様だったというご縁ですが、
折にふれ、私のことを気にかけて下さっていて、
とてもお優しい素敵なご夫婦です。
 
 
いつも、かおりさんからは
「もっときちんと休まなきゃだめよ〜〜」とご注意を受けていて、
定休日を作った時にも
「あ〜よかった!安心した!!」と、
わがことのように喜んで下さったり。
 
  
  
建物を建てられる時も、
ギャラリーをなさるという時も、
地下1階でパン屋(ダンディゾン)をなさる時も、
いつもいつも
「あのね、じつはね、、、、」って、
楽しそうに、そして、そっと秘密を打ち明けるように、
ジェンテに立ち寄られては、お話しして下さったりもしました。
 
 
 
feveを作られてからもう6年だそうですが、
その間、吉祥寺で個人でお店を開いている方々なら、
お二人の存在を知らない方はいないといっても過言ではないでしょう。
 
かおりさんは雑誌でもよく取り上げられて、
エッセイなどもお書きになっています。
 
そんなかおりさんがお書きになった「わたしの吉祥寺」。
 
 
私も昨日、できたてホヤホヤの本を1冊届けていただいて、
しっかりと読みふけってしまいました。
とっても素敵な、読み応えのある本でした。
 
 
吉祥寺のショップを紹介するということではなくて
(結果的には紹介もしているのですが)
ショップの「人」にスポットを当てたつくりになっていて、
その「人」を通して、
吉祥寺の大人の街としてのあり方を語られています。
 
かおりさんのフットワークの軽さと
天真爛漫な興味津々の姿勢が貫かれた、
地元民ならではの、愛する吉祥寺を語る、
ありそうでなかった素敵な1冊です。
 
 
地元の私でも知らないことがたくさん書かれていました。
といっても、私は本当に花のことで手一杯で、
あまり吉祥寺の街や周りの人々のことを知る機会がないのですが。。。
 
 
 
そんな「人」のなかに、私も入れていただいていて、
うれしいような恥ずかしいような、不思議な気分です。
 
 
普段、あまり公には話す機会のない、
花の仕事をする以前の話しなども少しだけ載っていました。
 
かおりさんと雑談風にお話をしたので、
いろいろなことをしゃべりすぎてしまった、、、かな(笑)?
 
 
でも、他の方から見るワタシ(またはジェンテ)って、
こんな風なんだなぁって、
おもしろ体験をしたような気分でもいます。
 
 
 
写真展の会期は短く、17日(日)までです。
 
 
私も週末、時間を探して足を運びたいと思っています。
  
  
 
  
 

2009-05-15 | diary, 出版物

母の日が終わり

母の日、終了いたしました。
  
おかげさまで、今年は好天に恵まれ、
本当に多くのお客様にお越しいただきました。
  
お待たせしてしまった方々、
もしかすると、待ちくたびれておかえりになってしまった方々、
本当に申し訳ございませんでした。
  
  
住宅街の花屋の宿命として、
完全にお天気に左右されてしまうのが現実で、
当日までまったく予測のつかないのが、母の日でもあります。
 
 
ネットや事前のご注文には間違いなくお答えできたと思うのですが、
店頭での対応はどうだったのか、、、、。
反省点の一つとなりました。
  
 
 
また、吉祥寺では当日30度を超す気温なってしまい、
その週の前半の長雨による湿度の高さで、
花にとっては最悪の状況だっといっても過言ではありません。
 
 
私のお気に入りのバラ、
市川さんの「ジャルダンパフュメ」や「シルエット」、
ソエダローズの「シオン」や「シェルーブル」も、
かなり厳しい状況になってしまったようです。
 
   
 
本当に母の日が2月か3月であったなら、
どんなに花屋は安心でしょう。
  
この気温と湿度が一気に上がる5月だから、
いつでも、一抹の不安が残ります。
  
  
 
でも、多くのお客様から、お礼のメールやお電話もいただいていて、
わざわざ、花屋にそうしたご連絡といただけますのも、
ほんとうに有り難いことだと思っております。
 
そして、すべては素敵な花を作ってくださる生産者さんや
それらを手配してくださる市場の方々のご協力がなくてはできないことであり、
みなさまに感謝するばかりです。
 
 
色々な思いの中、母の日終了でぐっと疲れの出てきたところに、
うれしい、うれしい、プレゼント!
  

 
 
ぐふふ〜〜〜♪
美味しそうでしょ!!
さてと、今夜はアスパラにさっと塩をふりかけて素焼きして、
空豆をふくふくに茹でるとしましょうか。
 
ということは、、、、ビールかな?
 
 
 

2009-05-11 | diary, 思うこと
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