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diary

Flower Journal 2 〜まなざし〜

今週から本格的にリハビリが始まりました。
 

 
一人での日々の暮らしも進んでいくので、
掃除や洗濯もあるし食事を作ったりして、
なかなか忙しい毎日です。
朝は早めに目覚めますが、
あっという間に夕方になり
そして、夜はすぐに眠くなります。
特に週に4回あるリハビリの日は、
1日がとても短く感じています。
 

    
病院の日々を思い出すと
上げ膳据え膳の素晴らしい日々だったようにも感じて、
ふと戻りたいと思ったりもしています。
いえ、戻りたくはないはずなんですけれど。
 

 
そんな中でも、
朝の陽射し、鳥の声、木々のゆらめきなど
口はばったいようですが、
そうしたなんでもない日常のささやかな出来事は
心を豊かにしてくれて幸せを感じたりしております。
 

  
他にも、お湯が沸くポコポコした音、
白湯を飲むときのマグカップの口当たりなども
幸福感のひとつだと思えています。
 

  
さらには、
書き物をするときのボールペンから適度なインクが出てきたり、
最後かと思ったハンドクリームがもう一捻りしたらちょうど1回分出てきたり。
   

   
花の水を取り替えるときに水がキーンと冷たかったり、
もちろん、花たちが開いて中の花芯が見えてきたり、
葉っぱの先がツンと尖っていたり、
なんだかもう、全てのなんでも無かったことを感じ取るということが、
幸福の全てだったりするのだと思うのです。
 

 
これは環境や周りのことは何一つ変わってないわけですから、
自分自身が変わってきた、
ものをみる「まなざしの変化」なんだと思うんです。
または「まなざしの向け方」というのでしょうか。
 
 
  
  
今、たった今、この一瞬に。
という見え方になった時に、
またはその方向にまなざしが向かった時に、
初めてその瞬間を大切にできるし
その瞬間の積み重ねが自分の過去となり、
つまり生き様になっていくのかなぁなどと、
哲学的なことも考えてみたりしているのです。
 

 
 
過去は自分自身の生き様の証で、
過去を積み重ねるということは
この瞬間を大切に生きることなのかもしれません。
 
そして、大切な瞬間にまなざしを向けることができれば、
人は幸福なのかもしれません。 
 

  
 
 
 
 
 
 

 

2026-01-31 | diary

Flower Journal 1 〜心のひだ〜

自宅での自分のリハビリが始まって驚くことがあります。
 
亡くなった父を介護していた時、
手すりをつけたり、扉を引き戸にしたり、
さまざまな手筈を整えてきたはずなのですが、
これを父が実際にはどのように使っていたのか
とんと思い出せません。
父がこれらの介助器具を使っているときは、
私はいつも反対側にいて体を支えていたからです。
 
父の介助器具を設置する時もほぼ私が同席していたので、
どこにどういうものを設置したのかは頭に入っておりました。
入院先で、自宅に戻ってからの生活を相談された時、
家のどこに手すりがついてて、
どういう補助器具があるのか、
スラスラと答えることができて、
病院の方々から「それだけあれば大丈夫ですね」と太鼓判を押されました。
 
しかし、いざ自分が戻ってみて使う段になると、
この椅子はどのような高さでどうやって使うのか、
右側にあった手すりが途中で左側に設置されているのはなぜなのか、
そもそもなぜ手すりが横向きや縦向きにに付いているのか。
 
今まで何とも思っていなかった、
むしろ邪魔だから外そうかと思っていたような介助器具は
とても理にかなった方法で、
必要最低限の場所にしっかり設置されていたのだということがわかりました。
また、父の介助のためでしたので、
当然のことながらキッチンやダイニングはその設備はなく、
新たに考えなければいけない場所もあることがわかりました。
 
 
今までなんてことはない、
むしろ誰よりも理解していますなどと思っていたことが、
こうして実際の段になってみると、
ちっともわかってない、理解していないということは
往々にして日常生活にもよくあることです。
 
 
今回大好きな加藤さんのアネモネを退院後すぐに飾りましたが、
改めてその素晴らしさを実感しています。
 

  
すぐに開いてしまうのが欠点だとお客様に言われたこともありますが、
その度に開いてしまうからいいんですよとお答えしていました。
その時に答えていた気持ちとしては、
アネモネは開いてこそ花の良さが出てくるので、
開かなければ意味がないという考えで、そうお答えしてました。
 

  
しかし実際は、退院したばかりの不安と疲れの入り混じった気持ちを
フワーッと開いたたくさんの花びらのアネモネたちが
部屋の空気をパッと明るくしてくれました。
毎朝、小さな花瓶をキッチンに持って行って水を取り替えることも
煩わしいどころか、楽しみで仕方なく、
花瓶を変えながら日々楽しむことができるのは
切花だからこそだよなぁと思うのです。
蕊の濃いブルーからしか得られない美しさもあります。
 

  

こうした正論的に語っていたこととは違う、
心のひだに入り込むような想いというのは、
頭で理解していることとは違う、
実際にその立場に立ってみて初めて実感することで、
こればかりはその時になってみないとわからないことだなぁと
改めて思うのです。
 
そしてそして、
花は最後まで愛おしくて楽しいものだと実感するのです。
 

 
 
 
 
 

 

2026-01-26 | diary

退院しました

大変ご心配をおかけいたしましたが、
1月21日に無事に退院いたしました。
 
あ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 

おかげさまで手術も成功し、リハビリも順調です。
ご心配をおかけしましたが
全てうまくいっているような気がいたします。
 
 
12月上旬はまだ仕事の処理などもしていたのですが、
入院してからはいっさい仕事をしていないので
なんだか浮世離れしてしまった感じもあります。
 
入院中はおそらく人生で初めて
ゆっくりたっぷりと寝て
しっかりご飯を食べて
ただひたすら歩くことに専念するという
大変特殊な時間を過ごすことができました。
  
現段階ではまだ外出はままならず
本人は外出したくて仕方ないのですが
医師から不要不急の外出は避けるようにと言われておりまして
なかなか歯痒い思いもあります。
リハビリの先生にも自宅に訪問いただいております。
 
 
まあ、そんな中でも
退院の時にどうしても花を飾りたいと思って
Teeny Tiny Gardenshopの岩崎さんに
市場で花を買ってきてもらいました。
 

  
ああ、可愛い。
ようやく家に帰ってきたと思えるようになりました。
 

 
 
この先少し時間がありそうなので、
このブログに久ぶりに思うことを書いていけたらと思っています。
 
まあ、そうは言っても1日が本当に早くて
そして、何より寒くて
どうなるかわかりませんが。
  
 
まだまだ仕事復帰は先かなと思っています。
2月いっぱいは完全にお休みをいただき
3月は様子を見て決めたいと思います。
 
 

 
 
 

2026-01-24 | diary
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