「暮らしのおへそ vol.16」
「暮らしのおへそ」Vol.16(主婦と生活社)にて、
私の人生の「おへそ」を紹介していただきました。
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不勉強な私は実はこのムック本を存じ上げなくて、
最初にお声をかけていただいた時は、
「おへそって?」という疑問でいっぱいでした。
見本誌をいただいてよく読むと、
「おへそ」とは、その方の人生の(または人としての)
「かなめ」であるということがわかりました。
つまり、その方が大事にしていること、
または、生きる軸になっていること。
もう8年も続いている本だそうです。
1年に2回出版されるとのこと。
今回のトップページは女優の大竹しのぶさんでした。
私のテーマは「秘密のおへそ」。
拙著「花の秘密」に引っ掛けたものですが、
花のよろこびのたくさんの秘密を取材していただきました。
よろこびと言えば、
市場で花を仕入れる時のよろこびは、
この上ないものです。
花屋の特権であり、
これがあるからこそ、私は花の仕事をしているんだと思います。
というわけで、仕入れの状況を密着取材していただいています。
それだけではなく、店に戻って水揚げする様子、
花を実際に飾ってみて等、
普段の花の撮影とはまったく違う展開となりました。
あまり自分が前面に出ないようにと、
特にこの10年くらいは意識して仕事をして来ました。
主役はいつも花であって、私じゃないという
頑固な姿勢を貫いて来ました。
ただ、最近、
花が主役だんなんてことは当たり前のことなんだよね、
そんなことはみんなわかっていることなんだよねと
思うようになりました。
ちょっと心がほぐれて来たのでしょうか。
そして、もし、私が表に出ることで、
私の目を通してみた花、
私の手から生み出されて行くブーケやアレンジメントを、
もっと身近に感じていただいたり、
より興味を持っていただけるなら、
それって、とっても素敵なことなんじゃないかと思えて来たんです。
まったく、不器用にしか生きられず、
こんな些細なことを自分に納得させるのに、
20年近くかかってしまいました。
というわけで、こうして自分がちょっと表に出るような仕事も、
これからバンバン(!)引き受けて行きたいと思います。
でも、こういう取材のときに限って、
とってもスケジュールがタイトなせいか、
疲れ切っていて、なんだか顔色が悪く、
姿勢もぎくしゃくしています。
肩や背中を痛めていたうえに ← 五十肩か?
ほら、お正月から一日も休みなしで働いておりましたしね。
「ほら」って言われても、
「そんなこと知らないよ」という声が聞こえてきそうです。
すいません。
まあ、これが現実か、、、ということで。
しかも、心がほぐれ切った私は、
カバンの中身まで公開しています!
まあ、突然のお話だったので、
またこういうときに限って、地味なバッグを持っていますし、
中身もこれと言った特徴もなく。
でもね、でもね。
世田谷花きが出しているバラカタログ2013を持っていたので、
そんなものも撮っていただいています。
いや〜、なんか花の仕事してる人っぽいなぁ。
でも、写真はとてもきれいに撮っていただいています。
花もきれいだし、市場も楽しそうです。
それに、なんだか涙が出ちゃうような、
素敵な文章を書いていただきました。
うん、ワタシ、ガンバルヨ!
掲載誌のお知らせはしばらく続きそうです(笑)。






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