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お教室のこと

いつもこの時期になると、
4月からのお教室のスケジュールに頭を悩ませます。
 
店頭でお客様と直接接客させていただいたり、
お教室で生徒さんと和気あいあいとお稽古をする、
ということのために、今の場所に引っ越しをして、
自分の時間もゆったりと確保する予定だったのですが、
なんだか、他の仕事がたくさんあって、
今ひとつ上手くいってないような気がします。
 
 
4月以降も、他の仕事をいただいていて、
なかなかタイトなスケジュールになりそうで。
 
 
こういう愚痴にもならない話しをすると、
たいていの方は、
お教室を減らせば良いのに!
とアドバイスをくださいます。
 
 
そう、お教室を減らせば良いんですよね。
 
 
でも。
 
現実としては、未だにお教室にご入会いただけない、
大勢のウエィティングリストに並んでいる方々を拝見すれば、
どうにかして、なんとかして、
お教室を増やせないものか、
一度でもアレンジすることの楽しさを感じていただけないものか、
などと、もんもんと考えてしまいます。
 
 
 
お教室は、わたしにとっても、
ほんとに楽しくてうれしい時間です。
 
生徒さんの好奇心とわくわく感でいっぱいな開始時間から、
「うわ〜!」という満足げな微笑みが出る最後の一瞬まで、
気の置けない生徒さんの中にあっても、
いつも緊張の連続ですが、
それでも、とにかく、楽しくて楽しくて。
 
 
生徒さんから学ぶこともたくさんあります。
 
「この花とこの花、隣り合わせにしちゃう?」とか
「花がメインだったけど、実物がメインになっても良いんだな」とか、
もう、そりゃ、天真爛漫な、変な意図のない、
純粋に花を楽しむ気持ちからは、
たくさんのアイディアがあり、はっとさせられることもしばしばです。
 
 
 
 
また、器や雑貨など、既成概念にとらわれない、
新しいアイディアを教えていただけることもよくあります。
 

 
先日の伊勢丹でのヘイニ・リータフフタ作、キノコとヘキサゴンの器。
 
こんな風におひな様飾りましたと、生徒さんから画像をいただきました。
 
 
かわいい!
 
 
 
早速、ヘイニにもメールして、伊勢丹のバイヤーさんにもご連絡。
 
「お客様から学ぶことが多すぎる」とはバイヤーさんのご意見ですが、
全くその通りなんです。
 
 
 
私も店頭でお客様から直接お話を聞き、
生徒さんとも密接に関わりながら、
自分の均衡を保っているような気がします。
 
 
自分がどんな風になっていても、
あくまで「一フローリスト」であることには変わりなく、
花屋としてお客様のご要望にお応えできる立場でいたいし、
小さなお教室の先生として、
訪れてくださる生徒さんに満足感いっぱいの時間をすごしていただきたいと、
心から思っています。
 
足下からこつこつと。
 
 
ずっと先のことなんて、誰にも予想がつかないし、
大きな目標を持つことも大事だけど、
そこばかりにとらわれていて、
今この現実を軽んじては絶対にダメで。
 
 
人生に不器用な私は、
とにかく、今目の前にある現実を、
誠実にしっかりと全うして行くしかないんだと思っています。
  
 
 
そして、もしもその先に、少しだけ大きなお仕事をいただけたり、
やってみたかったことが出来るようになったり、
お客様がお客様を呼んでくださったり、
生徒さんがお教室に来ることによって日常が楽しくなったり、
もしも、そんなことがあれば、
私にとって、最高に幸せなことなのだと思います。
 
  
 
 
というわけで、新規のお教室はウエイティング状態です。
 
新しくご入会をご希望の方は、
とりあえず、お名前、ご住所、お電話番号をお知らせいただいて、
しばらくお待ちいただくことになるかと思います。
 
すいません。
 
 
よろしくお願いいたします。
 

2013-02-20
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